FPC at 産総研関西センター

© Photo FPC at AIST Kansai
© Photo FPC at AIST Kansai
© Photo FPC at AIST Kansai

将来性のあるエレクトロアクティブポリマー(EAP)の実用化を目指し、国立研究開発法人 産業技術総合研究所(産総研)とフラウンホーファーIPA(生産技術・オートメーション研究所)の連携研究が2014年10月、本格的に始まりました。

産総研 無機機能材料研究部門 ハイブリッドアクチュエータグループ(グループ長:安積欣志)は、エレクトロアクティブポリマー、特にEAP材料の原理の研究で20年以上の実績があり、イオン導電性高分子アクチュエータやカーボンナノチューブ(CNT)を用いた高分子アクチュエータの分野では世界トップレベルの研究グループのひとつに数えられます。ドイツ・シュトゥットガルトに拠点を構えるフラウンホーファーIPA機能性材料部門(部門長:イヴィツァ・コラリッチ)は、EAPに関する深い知識やナノカーボン材料を用いた応用・プロセス指向の開発アプローチで知られており、産学との研究開発プロジェクトを多数手がけています。

2008年に始まった両者の連携は、情報交換や研究者の派遣、連携研究プロジェクトを通じて深まり、2013年の国際ナノテクノロジー総合展(東京)では共同研究成果であるCNTアクチュエータを用いたマイクロピペットのプロトタイプ第一号を展示しました。ひとつのチームとして密な連携研究を行うことで、効率的な知識・ノウハウの共有が可能になり、よい成果を早く出せることを認識した両者は、戦略的かつ融合的な連携を長期的に行うプラットフォームとして「フラウンホーファー・プロジェクトセンター」を産総研関西センター内に設立しました。

ここでは
(a) 新しいEAPアクチュエータ材料の開発
(b) デバイスプロトタイプの開発
(c) EAPアクチュエータの量産化技術の開発

を具体的な開発課題として掲げています。

またフラウンホーファーIPA内にもフラウンホーファー・プロジェクトセンターと同様のラボラトリーが設置され、どちらのラボラトリーでも連携研究が可能な体制が整っています。

3年間のプロジェクト期間中に互いの強みを補完した成果を出し、その共同開発技術を産業に移転することを目標に連携研究や企業とのプロジェクトを行っていきます。