分散技術グループ

分散技術グループでは、開発プロジェクトを通じて最適なマトリクス材、添加剤、安定剤、加工プロセスの選定を研究しています。

詳細

分散技術グループ

機能性材料の開発プロセスにおいては、ナノ粒子の前処理と分散技術が重要な役割を担います。生産される材料の品質と特性は、分散の質に左右されます。

 

ナノ粒子の状態

ナノ粒子の最大の特長は、全表面積の大きさにあります。しかし多くの粒子にとってこれは同時に欠点ともなります。表面積が大きいため、ナノ粒子は凝集しやすくなるのです。凝集した状態では、他の材料への加工には適しません。粒子分布がばらついていたり粒子が凝集していたりする場合、材料は不均質となり、脆弱な箇所を生み出します。この理由から、ナノ粒子は凝集のない安定した状態でなければなりません。

 

私たちのサポート

開発プロジェクトにおいて、最適なマトリックス材料、添加物、安定剤、加工プロセスの選定をお手伝いします。それにより、必要とされる分散・複合材料の特性が得られます。

アプリケーション開発においては、トータルプロセスの策定や最適なフィラー材料の選定などのサポートをします。それにより初めから自動化レベル、エネルギー効率、経済性などの重要な要素を考慮して開発を進めることができます。

リファレンス

NANOTEMPEx

インテリジェントかつ面で電子機器部品の温度をモニタリングするナノ複合層の防爆デバイスへの統合

<課題>

デバイス内の防爆システムのための新しいナノ複合層の開発

<私たちの提案>

  • ホットスポットの位置を直接特定しつつ高感度かつ面状での温度モニタリングを可能にするため、電子部品(プラチナなど)に施したコーティングにカーボンナノチューブ(CNT)の感熱特性を活用
  • 滑らかまたはザラザラとした3次元の基板表面への被膜の応用
  • 開発した層およびその電気特性、信号の発生・選択・解釈の評価
  • 局所的な抵抗値測定を用いた温度決定に適した測定・評価方法の開発
  • 温度超過の特定の可能性
  • 簡易かつ迅速な電子解析

<プロジェクトパートナー>

ecom instruments GmbH

<助成>

ドイツ連邦教育研究省( BMBF)プロジェクト– 中小企業Innovativ
FKZ: 03X0116B

 

WINDHEAT~風車ブレードの除氷

<課題>

小規模風力発電装置用の低コストかつエネルギー効率のよい氷検出・除氷システムの開発、着氷によるダウンタイムの最小化、氷柱による危険の回避

<私たちの提案>

  • 可能な限り平らで軽い発熱体の開発:カーボンナノチューブ(CNTs)抵抗発熱体
  • CNT分散液の最適なレシピの開発
  • さまざまな応用手段の比較:スプレー、スクリーン印刷、ディップ
  • 破壊や湿度に耐えうる適した絶縁の実装

<プロジェクトパートナー>

Geolgica(英)、Polycam(英)、ALCEA(伊)、Kenersys(独)、Lincis(葡)、Inspiralia(英)

<助成>

EUプロジェクト – 第7次欧州研究開発フレームワークプログラム
FKZ: FP7-SME-2012-1-34893